ここからは実践編として、自分に「合う」ものを選ぶための方法や考え方についてお話していきます。
自分に合うものを選ぶために最も大切なのが、心の声を大切にすることです。
惹かれる、興味がある、やってみたい、自分に合いそう、何だか気になる……
こういった直感のようなものを無視しない。それが大前提となります。
自分の考えは1つではない
ただし、自分に合うものを選ぶために心の声を大切にする上で押さえておくべきなのが、自分の考えは1つではないことです。
そもそも、考えが一意に定まれば迷うことはありません。人は、自分の気持ちがバラバラだからこそ複数の選択肢で悩むのです。
心の声はたくさん聞こえますが、必ずしも本心とは限りません。反対に、矛盾するように思える心の声のすべてが自分の本心である可能性もあります。
自分の心の声に耳を傾け、数ある選択肢の中から1つを選ぶのは容易ではありません。
だからこそ、まずは
- 心の声を大切にするべき
- 心の声がたくさん聞こえてくるのは決して不思議ではない
- 心からの声のつもりでも実は本心ではない可能性や、反対に、矛盾するように感じる複数の考えがすべて本心の可能性もある
この3つを念頭に置いてください。心の声の性質を知る、それだけでも、自分の中から生まれる数多の選択肢に翻弄されるリスクを抑えられます。
選択肢を絞っていく
「この選択肢は避ける必要がある」「選ぶべきではない」「自分に合わなそう」「他の選択肢の方が魅力的だ」
このような心の声はとても扱いやすいです。こういった反発や嫌悪感のようなものがある選択肢は積極的に除外していきましょう。
選択肢が絞られるほど心の声が聞き取りやすくなり、自分に合うものを選ぶためにじっくり考えられるようになります。
まとめ
- 自分に合うものを選ぶために最も大切なのが、心の声を大切にすること
- 心の声がたくさん聞こえてくるのは決して不思議ではない。中には本心ではない声がある可能性も、矛盾するように思える声のすべてが本心の可能性もある
- 心の声に耳を傾けながら、まずは選択肢を絞っていく
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