6.自分に合う選択≠楽で苦痛がない

自分に「合う」ものを選ぶ
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自分に合うものを探すにあたって念頭に置いていただきたいのが、「自分に合う選択≠楽で苦痛がない」ということです。

どんな道にも絶対に超えるべき壁が存在する

自分に合う選択だからって、苦痛がないわけではありません。むしろ、乗り越えなければならない壁は必ず存在します

例えば筆者の場合、Webライティングは自分にすごく合う仕事だと思っています。Webライティングを生業にしてすでに数年が経過していますが、やめる選択肢は出てきませんし、今後も続けたい、もっともっと極めたいと考えています。

ですが、ここに来るまでに壁はたくさんありました。文章が思い浮かばず執筆が進まないというスランプをはじめ、仕事の獲得が上手くいかない、自分より文章が上手いWebライターに出会った、クライアントからダメ出しを受けた等……辛かった出来事を思い出すとキリがありません。

もし壁にあたった時点で「この仕事は自分に合わないんだな」と仕事をやめてしまっていたら、数年以上にわたりWebライター業を続けるなんてことはできませんでした。こんなにも充実感の得られる仕事なのに、それに気付かず手放してしまっていたかもしれません。

合う・合わないは苦痛の有無では判断できない

合う・合わないは苦痛の有無で判断できるものではありません。繰り返しになりますが、先天的・後天的問わず、自分がもつ何らかの要素に合い、「充実感」と「納得感」の両方を得られるものが、自分に合う選択です。

苦痛の有無を判断基準にしてしまうと、いつまで経っても自分に合うものは選べません。そもそも、合う・合わないに関係なく、どのような選択にも必ず苦痛を感じる場面は存在します。

もっといえば、苦痛を伴う壁は人生の付き物。生きている以上、どのような選択肢を選んでも絶対に壁にあたります。

このように、苦痛の有無は判断基準になりません。しかし合う選択であれば、壁を乗り越えるために必要なエネルギーは少ない傾向です。というより前章でお話した通り、合う選択であれば、苦しいと思う場面があっても「もうやめよう」ではなく、「まだ続けたい」の気持ちが強く出ます。

壁自体は存在するのですが、無意識や魂が充実感や納得感を得られているために、壁を超えようとするエネルギーが強く湧き出て、自然と続けるため、壁を超えるための行動をとれるようになるのです。

まとめ

  • 自分に合う選択であっても、苦痛を伴う壁は存在する
  • 人生には壁が付き物。生きている以上、どのような選択肢を選んでも絶対に壁にあたるため、合う・合わないを苦痛の有無で判断することはできない
  • 合う選択であれば、苦しいと思う場面があっても「もうやめよう」ではなく、「まだ続けたい」の気持ちが強く出るため、壁を超えるためのエネルギーが生まれやすい

前の記事はこちら 5.合うものは自然と続く